ヤクルト対DeNA、なぜ1点差になった? 神宮23回戦を数字で読む
DeNAの2点は3回と4回のソロ本塁打。ヤクルトが7回に1点を返した後の無失点が、1点差を守る形になった。
2026年9月17日(木)、神宮で行われたヤクルト対DeNAの23回戦は、DeNAが2―1で勝利した。
1点差の試合だが、得点の流れを見ると、勝敗を分けた場面は比較的はっきりしている。
DeNAの2点は、3回と4回に1本ずつ生まれた
DeNAは3回に牧の27号ソロ、4回に筒香の19号ソロで1点ずつ加えた。いずれも走者を置かない本塁打で、4回終了時点で2―0。ヤクルトは7回に適時打で1点を返したものの、得点はこの1点にとどまった。
ここで重要なのは、DeNAが大量の走者を重ねて得点したわけではなく、序盤の2イニングでリードを固定したことだ。ヤクルトが反撃に入った時点で、追うべき点差がすでに2点あった。
先発投手の内容が、序盤の流れを支えた
DeNAの石田裕は6回を投げ、被安打2、与四球2、7奪三振で無失点。対するヤクルトの奥川は7回まで投げて5奪三振を記録したが、7安打と2本塁打を許し、2失点だった。
ヤクルトの先発も7回まで投げており、失点は2点だけだった。それでも、DeNAの先発が6回を無失点で終えたことで、ヤクルト打線は中盤まで得点できないまま、終盤の反撃を待つ展開になった。
1点差を守ったのは、7回以降の無失点だった
ヤクルトは7回に1点を返し、スコアを2―1にした。DeNAの救援陣はその回に1点を許したが、8回と9回は無失点。最後はレイノルズがセーブを記録した。
チーム安打はDeNAが7本、ヤクルトが5本で、差は2本しかない。したがって、この試合を安打数だけで見ると、2―1という結果の輪郭はつかみにくい。実際には、DeNAが3回と4回に1点ずつ先に取り、ヤクルトが7回の1点の後に追加点を得られなかった、という得点の配置が大きかった。
この試合の2―1が示すもの
この対戦は、DeNAの「先発が6回を無失点でつなぎ、序盤にソロ本塁打を2本出した形」と、ヤクルトの「先発が長い回を投げながら、打線の反撃が7回の1点に限られた形」の対比として読むことができる。
1点差という結果でも、差が生まれたのは終盤の一場面だけとは限らない。今回のヤクルト対DeNAでは、序盤の2得点と、7回以降に追加点を許さなかった投手リレーが組み合わさり、DeNAの勝利になった。