ヨルシカを聴き始めるなら、曲ではなく作品の入口を選ぶ

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ヨルシカは、曲単位だけでなく、手紙を収めたアルバムや続編作品、絵と音楽を結ぶ画集としても入れる。

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ヨルシカを初めて聴くとき、代表曲を探すより、どんな形の作品を受け取りたいかを先に考えると入口を選びやすい。公式情報をたどると、ヨルシカにはアルバム同士のつながりを追う入り方と、絵と音楽の仕組みから入る入り方がある。

ヨルシカは、誰がどんな役割で始めたのか

公式BIOGRAPHYによれば、ヨルシカはコンポーザーのn-bunaがボーカルのsuisを迎えて結成したバンドだ。公式ページでは、n-bunaは「Guitar / Composer」、suisは「Vocal」と紹介されている。活動開始は2017年4月。

このプロフィールを入口にすると、ヨルシカを単に「歌声が好きかどうか」だけで判断せず、作曲・ギターとボーカルの組み合わせから聴き方を考えられる。まず作品全体の設計に興味がある人ほど、曲をばらばらに選ぶより、作品単位で触れる意味がある。

物語のつながりを追いたいなら、最初の二作を順番に聴く

『だから僕は音楽を辞めた』の公式ディスコグラフィーでは、同作は2019年4月10日発売の1st Full Albumとして案内されている。発売時の初回生産限定盤は、「エルマへ向けた手紙」を再現したBOX仕様だった。

続く公式告知の『エルマ』は、2019年8月28日発売の2nd Full Albumであり、『だから僕は音楽を辞めた』の続編にあたるコンセプトアルバムと説明されている。

ここから導ける聴き方は明快だ。アルバム間の関係を確かめたいなら、『だから僕は音楽を辞めた』から『エルマ』へ進む。続編であることが公式に示されているため、発売順は単なる日付の並びではなく、作品同士の関係を読むための手がかりになる。

一方、手紙を再現したBOXは初回生産限定盤の仕様だ。音楽を聴く入口と、発売時のパッケージまで確認するかどうかは分けて考えられる。限定仕様を持っていないことを理由に、二作の関係を聴けないと考える必要はない。

絵と音楽を一緒に受け取りたいなら、『幻燈』

『幻燈』の公式ページは、同作を2023年4月5日発売の音楽画集、「聴ける画集」として案内している。絵にスマートフォンやタブレットをかざして音楽を再生する形式だ。

これは、再生ボタンを押して音だけを受け取る作品とは入口が異なる。絵を見る行為と音楽を聴く行為が同じ体験の中に置かれているため、ヨルシカを視覚的な作品としても受け取りたいかどうかが、選ぶ基準になる。

「まず有名な一曲を聴く」という始め方が合う人もいる。ただ、作品の構造に関心があるなら、『幻燈』は曲名の順番より先に、作品の形式そのものを確認できる入口だ。

自分に合う入口は、知りたいことから決める

  • アルバム同士の続き方を追いたい:『だから僕は音楽を辞めた』から『エルマ』へ進む。
  • 音楽に付随する手紙やパッケージの設計にも関心がある:各作品の公式ディスコグラフィーで仕様を確認する。
  • 絵を見ることを含めて音楽を受け取りたい:音楽画集『幻燈』から考える。

ヨルシカの入口は、どの曲が一番かという順位だけで決めなくてもよい。アルバムのつながり、物語を示すパッケージ、絵と再生を結びつける仕組みのうち、何を知りたいかで選べば、聴き始める前から作品との向き合い方が定まる。

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